「うちの子、こっちの向きが好きみたいです」
「いつも同じ方ばかりみてるんですけど、ほっといても大丈夫ですか?」
赤ちゃんの向きぐせについては、よく質問を受けます。
赤ちゃんの向きぐせは、そのうち気にならなくなるから気にすることないのよ・・そんなふうに言われて安心しますか?
赤ちゃんの向きグセは、早めに改善できたほうが今後の発達のためには良さそうです。
その理由は・・・
❶向きぐせがあると、いつも同じ側の頭が下になっているので頭がゆがみやすくなります。
❷向きぐせがあると、向いている側の目は動きやすいのですが、反対側は動かしにくいことがあります。
動かしにくい方の目では、自分の手の存在に気づきにくいです。
❸向きぐせがあると、筋肉の緊張バランスに左右差がでてきやすいです。
そうなると反り返った勢いで、寝返りのように姿勢を変えることになります。
本来の寝返りは、アゴを引いて腰のひねりがあり、バランスもいいの勢い余って頭をぶつけることはほとんどありません。
それに対して勢いで寝返っているばあいは、バランスをとって寝返ることができないです。
どうですか?
赤ちゃんの発達を考えると、向きぐせは改善してあげた方が良さそうって思いませんか?
では、どうやって向きぐせを改善していったらいいのかお伝えしますね。
向きぐせ改善の方法
❶赤ちゃんの背骨に合ったところに寝かせましょう!
赤ちゃんの背骨はCカーブなので平らなベッドで仰臥位で寝た時には頭がどちらかを向いてしまいます。
それが向きぐせの始まりとなることがあります。
寝ている時には、おひなまきとピローでまんまる姿勢を保持してあげるのも効果があります。
❷赤ちゃんを抱っこする時、授乳の時には頭と身体を向きが同じになるように正中軸を整えてあげましょう!
❸赤ちゃんが興味を持つメリーなどのおもちゃは、赤ちゃんが向きにくいほうに置いてみましょう!
ママが声をかける時にも、赤ちゃんの向きにくいほうから名前を呼んでみましょう!
添い乳をする時には、同じ側からにしないようにしてみましょう!
では、さっそく試して下さいね。
赤ちゃんの向きぐせが改善しますように・・・
(お腹の中の姿勢で向きぐせがある赤ちゃんもいます。その話は、また今度に・・・)